LSH技術研究所の理念

「生きづらさ」を感じていませんか? それは、あなたのせいではありません。親から受け継いだ心の傷、特に幼少期の親子関係に起因する「愛着障害」が原因かもしれません。

愛着障害は、自尊心の欠如や人間関係の困難、生きづらさなど、様々な問題を引き起こし、世代を超えて連鎖していく可能性も孕んでいます。

私たちLSH技術研究所は、この目に見えない心の傷に着目し、独自の心理アプローチ「LSH」を用いて、愛着障害をはじめ、虐待やネグレクト、アダルトチルドレンや機能不全家族による世代間連鎖などの社会問題への理解を深め、人生脚本の背後にある要因を解明することで、一人ひとりが自分らしい人生を歩めるよう取り組んでいます。

1. あなたの物語に寄り添う、オーダーメイドのカウンセリング:

「LSH」は、認知行動療法をベースに、様々な心理療法の要素を取り入れた、柔軟性と多様性を持った全く新しい心理アプローチです。
あなたのペースに合わせて、じっくりと心の奥底にある想いに向き合い、自分自身を理解することで、より穏やかな自分と出会うことができます。

LSHとは

LSHとはLife Scenario Healing(ライフ・シナリオ・ヒーリング)の略称で、自己の内面から「らしさ」を引き出し、幸せな人生を送るためのナラティブ・アプローチ手法の概念です。

LSHプラクティショナーはナラティブアプローチを使い、自他共に自分軸の確立「Open Heart」を成功させることで、調和の取れた良好なパートナーシップや家族、職場などのコミュニティ、ひいては争いのない世界が築かれていくことを目指していきます。

2. 機能不全家族による世代間連鎖終止符を:

愛着障害をはじめとする、世代間連鎖しやすい心の問題に焦点を当て、一人ひとりの人生に寄り添いながら、根本的な解決を目指します。
親との関係性を客観的に見つめ直し、癒されていない心の傷をケアすることで、次世代への悪影響も断ち切ることが可能になります。

3. 自分らしく生きる力を育み、希望に満ちた未来へ:

【Open Heartで自己実現を満たす】自分らしく生きること。
それは、本来持っている輝きを取り戻し、より豊かな人生を創造していくための、大きな一歩を築きます

LSH技術研究所は、誰もが自分の人生を愛せることの技術研究に励み、その答えを次世代に繋げることを使命とします。
そんな持続可能な明るい未来を、全てのステークホルダーの皆様と共に創造していきます。

ライフシナリオ(人生脚本)とは

交流分析(Transactional Analysis、略称:TA)は、エリック・バーンが1950年代に提唱した心理学の一派です。この理論では、人々の間の相互作用を「取引」として分析することで、個人の行動やコミュニケーションのパターンを理解しようとします。

「人生脚本」とは、TAの中の重要な概念の一つであり、人が生涯を通して演じている役割やストーリーのことを指します。この脚本は、主に幼少期の経験や家族の影響、社会的環境などに基づいて形成されます。人は、この人生脚本に従って、無意識のうちに特定の行動や選択を繰り返すことが多いのです。

以下は人生脚本の特徴・要点です:

  1. 形成時期:人生脚本は主に幼少期に形成されます。この時期の経験や親からのメッセージ、社会的な期待などが影響します。
  2. 無意識の選択:多くの場合、人は自分の人生脚本を意識していないことが多い。しかし、この脚本に基づいて日常の選択や行動をしています。
  3. 繰り返しのパターン:人は人生脚本に基づき、似たような状況や問題、関係性を繰り返し経験することが多い。
  4. 再評価と変更:意識的に自分の人生脚本を再評価し、必要であれば変更することができます。これは、自分が求める人生や関係を築くために重要です。
  5. 治療やカウンセリングの対象:人生脚本は、TAをベースにしたカウンセリングや治療の中で、クライエントが自分自身の無意識のパターンや信念を理解する助けとして使われます。

以上が、交流分析の「人生脚本」の基本的な概要です。

※参考動画

動画の要約

  1. 人生脚本とは、無意識のうちに繰り返される自己否定の人生のパターンを指す。これはTA交流分析という心理学のプログラムの中で提唱されている。
  2. 例として、恋愛で同じ別れ方をする、人間関係や仕事を同じ理由で断念するといった繰り返しのパターンが挙げられる。
  3. マリリン・モンローの生涯を例に、彼女が結婚と離婚を3回繰り返した背景に、幼少期の育てられた環境や経験が影響していることが示されている。
  4. その経験から、人に信頼しにくい、または関係が深まると別れの痛みを予期してしまい、自ら別れを切り出すというパターンが繰り返されていた。
  5. 人生脚本の特徴として、自分でも気づいていない価値観から何度も同じパターンが繰り返されること、特に結婚や進学、就職などの重要な局面でその価値観が影響することが指摘されている。
https://www.youtube.com/watch?v=BrYp1vtP_fE&t=14s

LSHの技術の基盤「認知行動療法(CBT)」とは

認知行動療法は、認知と行動の相互作用に焦点を当てた心理療法のアプローチです。この療法は、非効果的な考え方や信念を特定し、それをより健全で現実的なものに変えることを目指します。これによって、患者の感情や行動への影響を正すことが期待されます。

参考動画

ACT(アクセプタンス・アンド・コミットメント・セラピー)の概要

ACTは、認知行動療法(CBT)の一形態として、近年の心理療法の中で注目を浴びる方法の一つです。

ACTの核心は、「避けること」や「戦うこと」から、「受け入れること」や「コミットすること」へのシフトを促進することです。具体的には、苦痛や困難な感情を変えようとするのではなく、それらを受け入れて、自分の価値観に基づく行動をとることを促進します。

参考動画

LSH技術研究所がACTの採用する理由

  1. 柔軟性の強化:ACTは心の柔軟性を高めることに焦点を当てています。これにより、困難な状況や感情に適応し、価値観に沿った選択をする能力が強化されます。
  2. 避けることの限界:多くの人々は痛みや苦しみから逃避しようとしますが、ACTはこれが長期的には問題を悪化させる可能性があることを指摘します。ACTでは、苦痛や困難な感情を受け入れ、それと共存する方法を模索します。
  3. 価値観に基づく行動:ACTは、自分の真の価値観や目標に焦点を当て、それに基づいて行動することの重要性を強調します。これにより、人はより満足感のある生活を送ることができます。
  4. 現在の瞬間に集中:ACTは「ここと今」に集中することの重要性を強調します。マインドフルネスの技術を取り入れることで、現在の瞬間に意識的に存在する能力を養います。
  5. 普遍性:ACTはさまざまな精神的健康の問題や疾患、さらには慢性的な身体的疾患にも有効であるとされています。
  6. エビデンスベース:ACTは科学的研究に基づいており、多くの研究でその有効性が示されています。

ACTのアプローチは、クライアントが困難な状況や感情に対処する方法を再評価することを奨励し、それを受け入れることでより健全な心的状態を築く手助けをします。

活動内容

LSH技術研究所の活動内容は下記の2軸で進めていきます。

  • LSHの運営
  • AiChakの運営

まずは、上記の活動内容の土台・ベースとなる社会的課題をお伝えしてきます。

健全な母子の在り方。子育て世代の母親を支援する

私たちの社会は、健全な愛着関係の形成が個人の心の健康や社会的な関係性の基盤となることを理解しています。しかし、多くの家族が「アダルトチルドレン(AC)」「愛着障害」や「負の世代間連鎖」の影響を受けており、これが子供たちの「人生脚本」にネガティブな影響を及ぼしています。

  1. 愛着障害の影響: 愛着障害は、子供が社会的な関係の形成や維持に困難を抱える原因となります。これは、子供が自分の価値を低く見るネガティブな人生脚本を形成するリスクを高め、その結果、自己評価の低下や社会的な孤立を引き起こす可能性があります。
  2. 負の世代間連鎖のリスク: 負の世代間連鎖は、親の行動や心の傷が子供に伝わり、その子供が大人になった時に同じような行動を繰り返す現象です。これは、社会全体の健康や安定性に悪影響を及ぼす可能性があります。

これらの問題を解決するためLSH技術研究所は、健全な母子の在り方。子育て世代の母親を支援することから始めることで、愛着障害や負の世代間連鎖に終止符を打ち、結果的に子供たち安心・安全、健全な家族の在り方が機能する生きやすい環境づくりに繋がることを目指しています。私たちのこの活動は、個人や家族の問題だけでなく、社会全体の負の世代間連鎖に終止符に役立てるものだと信じています。

【Tips】何度やっても絶滅する社会実験『UNIVERSE25』の話|人類存続の鍵は『母親』にあった

『UNIVERSE 25』は、1960年代にアメリカの動物行動学者、ジョン・B・カルフーン博士(John B. Calhoun)によって行われたマウスの実験です。この実験では、マウスに天敵がいなく、食べ物や住処に何の不自由もない環境(ユートピア)を提供し、その経過を観察しました。この実験は25回行われ、毎回マウス社会が崩壊し、マウスが絶滅するという結果になりました。この実験の結果は、現代社会の多くの問題と共通点があるとされ、未来を暗示するものと言われています。

参考動画

この『UNIVERSE25』は、25回実験を繰り返しても、25回全てが絶滅という結果になったのです。このことから『UNIVERSE25』は、LSH技術研究所が健全な母子の在り方。子育て世代の母親を支援することから始める理由のひとつになりました。

死に至る病『愛着障害』とは

愛着障害は、幼少期に親や保護者との間に安定した愛着関係が形成されなかった結果、発症する心理的な障害です。この障害を持つ人は、社会的な関係の形成や維持に困難を感じることが多く、信頼や親密さを築くのが難しいと感じることがあります。原因としては、幼少期の虐待、ネグレクト(育児放棄)、親や保護者との関係の不安定さなどが挙げられます。

※参考動画

動画の要約

  1. 『死に至る病 あなたを蝕む愛着障害の脅威』という本を紹介。愛着障害について、精神科医の豊富な診療経験を持つ著者が論じている。
  2. 愛着障害は性別や年齢に関係なく発症し、対人関係のストレスから生じる病である。
  3. 愛着障害の発症は、幼少時代の親による育て方や愛情の受け取り方に関連している。十分な愛情を受けて育てられた子供は愛着障害になりにくい。
  4. 愛着障害は精神医学的な問題でありながら、教育の問題としても取り上げられるべきである。学校教育では健全な人間関係の構築が必要。
  5. 愛着障害を持つ人は深刻な状態で、周囲の人々の理解も求められる。本書はその理解のための指南書として推奨されている。
https://www.youtube.com/watch?v=okCZGsVRwdI

動画の要約

  1. 子供の頃の人間関係、特に親子関係は、その後の人生のベースや基本となる。
  2. 大人の愛着障害という診断名は一般的ではなく、通常は子供に対して使用される診断名である。
  3. 人間は不完全な状態で生まれ、脳は20歳や30歳頃まで完全に発達しない。
  4. 子供時代の初めての刺激や経験は、記憶のメカニズムとして強く残り、成長してもその影響を受け続ける。
  5. 子供時代の強烈な経験や虐待は、大人になっても修正しにくいとされ、その影響は深く残る。

https://www.youtube.com/watch?v=87ygVYd-cfk

LSH技術研究所は、愛着障害を持つ個人がその問題を乗り越えるためには、深い幸福感や生きる意味を感じることが必要だとの結論を導きました。この感覚や意味を最も効果的に提供する要素として、共同体感覚による幸福感が挙げられます。

共同体感覚にかける想い


共同体感覚は、人々が一体感や連帯感を育むものであり、この感覚を深めることで、愛着の問題を抱えた人々も安心感や帰属意識を得ることができます。このような安心感や帰属意識が、世代間での愛着の問題やその連鎖を解決へと導く鍵となり、より健全な人間関係の構築を可能にします。

※参考動画

動画の要約

  1. 共同体感覚の定義: 共同体感覚とは、人が社会や集団の一部であり、その全体と共に生きていると感じることです。アドラー心理学によれば、人が幸福感を得るためにはこの共同体感覚が欠かせないとされます。
  2. 私的論理とは: 自分の利益を最優先に考える生き方を私的論理と言い、これは共同体感覚とは対立する考え方です。アドラーは、私的論理の虜になって生きている人は、他者との関わりで利益を追求するだけで、真の幸福を得られないと考えました。
  3. 共同体の範囲: 共同体の最小単位は個人間の関係であり、それが家族、地域、国家、そして世界人類へと拡がっていく。アドラーは共同体感覚の範囲を宇宙にまで広げ、全宇宙、そして時間軸にもこの概念を適用した。
  4. 共同体への貢献: 人は共同体に貢献することで、共同体からの感謝や報酬を受け取る。この感じられる貢献度を共同体感覚として捉え、人はその感覚を通じて幸福を享受することができる。
  5. 他者との関わり: 他者が自己中心的な考えを持っていたとしても、自分自身は共同体感覚を持つことで幸福を感じられる。他者の態度や行動に対して、自分が変えることはできないが、自分が共同体への貢献を始めることが大切である。
https://youtu.be/LTPALrIXJcU?si=jRyUuH1Wz98r6FnT

個人による共同体への貢献は、セルフイメージの向上や愛着の問題の克服、人生脚本の再定義に効果的であるとされています。

具体的には、共同体への貢献を通じて、自己効力感や自己肯定感が強化され、ネガティブな人生脚本や信念をポジティブなものに書き換えることが可能となります。また、共同体との関係性を深めることで、愛着の問題を克服する手助けとなり、社会的なサポートやネットワークを獲得することができます。

LSH技術研究所は、共同体と個人の相互利益を中心に、共同体感覚を活用して機能不全家族やその他の負の世代間連鎖を解消する研究活動を行っています。このプロジェクトの主な目的は、健全な母子の愛着関係を築き、それを次世代に繋げることです。

精神的自立支援の研究活動

本研究活動は、個人が共同体に貢献することが、精神的な自立や自尊心の向上にどのように関連しているかを明らかにすることを目的としています。近年、社会的な孤立や疎外感が増える中、コミュニティへの参加や積極的な関与が個人の心の安定や生活の質の向上に寄与することが提唱されています。

研究の主な焦点は以下の3点です:

  1. 共同体への積極的な貢献が、個人の精神的自立や自尊心にどのような影響を与えるのか。
  2. どの種類や頻度のコミュニティ参加が、精神的自立の促進に最も効果的であるのか。
  3. 精神的自立をサポートする上で、特に効果的と考えられるコミュニティ活動やプログラムの特定。

本研究の結果、コミュニティへの積極的な参加や貢献が、個人の自尊心の向上、ストレスの軽減、そして社会的ネットワークの拡大など、さまざまな利点をもたらすことが確認されました。特に、この関与を通じて新しいスキルを獲得することが、個人の精神的自立をサポートする重要な要素として浮かび上がっています。

経済的自立支援の研究活動

当研究活動は、共同体(コミュニティ)が個人、特に子育て中の母親やシングルマザー、またはこれから"母親"としての役目を果たす可能性が高い女性たちの経済的自立を支援することを目的としています。

主な焦点:

  1. 小規模事業者が高いコストや手間をかけず、求人情報を広めることができる仕組みの構築。
  2. 子育て中の母親やシングルマザーが、短時間で好条件の仕事を見つけるための情報提供。
  3. この仕組みが地域社会にどのように貢献し、女性たちの経済的自立をどの程度支援するのかの実証研究。

期待される結果: この研究活動を通じて、地域コミュニティが提供する求人情報の紹介プラットフォームを利用することで、小規模事業者の人手不足解消と、特定の女性層の経済的自立を同時に促進することができると期待されています。これにより、共同体と個人の双方にメリットがもたらされるモデルの提案と実践が可能となります。

『AiChak』の運営

「AiChak」は、LSH技術研究所の事業に賛同するメンバーによるコミュニティ・プラットフォームです。

LSH技術研究所と共に「1人の自己実現が満たされることで1つの負の世代間連鎖が解消する社会」というソーシャルインパクトの実現を目指してきます。

ソーシャルインパクトとは

ソーシャルインパクトとは、企業や組織、コミュニティが自らの強みや本業を活かして社会的課題の解決に取り組むことで、社会に与える影響力を指します。これは、人々の生活や社会の基盤に対するポジティブな変化をもたらすことを目指し、共有価値の創出を通じて実現されるものです。

  • クラウドファンティングや寄付、協賛金による支援・サポート
  • 遺贈・信託、大口寄付者や民間助成団体等を紹介する支援・サポート
  • 専門技術・リソース付与・提携による支援・サポート
  • 継続や単発ボランティアやイベント参加による支援・サポート
  • LSHの普及や技術継承などの教育に携わる支援・サポート

など、上記の活動を共にしてくれる支援者やサポーターの募集・管理・受付などの業務を運営します。

お問い合わせ

    運営情報

    団体名LSH技術研究所
    代表者吉川勇気
    団体設立年2022年※活動開始年は2014年