ECサイト選定と活用

この単元では、無形商材である自立支援サービスを提供するための最適なECサイトの選定方法と、その活用方法を学びます。ECサイトは、あなたのビジネスの顔となる重要なプラットフォームです。慎重に選び、効果的に活用することで、集客力と販売力を高め、ビジネスの成功へと繋げましょう。

1. さまざまなECサイト:無料から有料まで

ECサイトには、無料のものから有料のものまで、様々な種類があります。

  • 無料ECサイト: BASE、STORES、moshなど。手軽に始められるのがメリットですが、機能が限られている場合もあります。
  • 有料ECサイト: Shopify、futureshopなど。豊富な機能とカスタマイズ性が高いのがメリットですが、月額費用がかかります。

今回ご紹介するECサイト以外にも、無料の予約管理システムなど、様々なサービスが存在します。

なぜココナラなどのプラットフォーム販売を推奨しないのか?

ココナラ、タイムチケット等のプラットフォーム販売は、一見手軽に始められるように見えますが、自立支援サービスを提供する上では、様々なデメリットがあります。iDeAプログラムでは、クライアントの真の自立を支援し、あなた自身のビジネスも成功させるために、独自のプラットフォーム(自立支援サロン)でサービスを提供することを推奨しています。

その理由を以下に詳しく説明します。

プラットフォームの収益構造:手数料と依存の罠

プラットフォームは、サービス提供者から手数料を受け取ることで収益を上げています。そのため、プラットフォーム側は、クライアントがより多くのサービスを利用するように促す仕組みを導入していることが少なくありません。

これは、クライアントの自立を支援するというiDeAプログラムの理念とは相反するものです。

依存を招くプラットフォームの仕組み

  • ポイント制: ポイントを消費することでサービスを利用できるシステムは、クライアントに「ポイントを使い切らなければ」という心理を働かせ、必要以上のサービス利用を誘発する可能性があります。結果として、クライアントはプラットフォーム、そして特定のサービス提供者に依存してしまう可能性が高まります。
  • ランキングシステム: ランキング上位のサービス提供者は、より多くの顧客を獲得できるため、サービス提供者側は、ランキングを上げるために、クライアントを依存させるようなサービス提供をしてしまう可能性があります。
  • ノルマの設定: 一部のプラットフォームでは、サービス提供者に対して売上ノルマを設定しています。ノルマ達成のプレッシャーから、クライアントを依存させるようなサービス提供をしてしまう可能性も否定できません。

サービス提供者側のジレンマ:手数料と稼働率の悪循環

占い師やカウンセラーといったサービス提供者にも生活があり、高額な手数料をプラットフォームに支払っていると、それだけ多くのクライアントからサービス利用料を得なければならなくなります。

そのため、無意識のうちに、クライアントを依存させるようなサービス提供をしてしまう傾向があるかもしれません。高額な手数料と稼働率の悪循環は、クライアントの自立を阻害する大きな要因となります。

制約による自由度の低下:あなた独自のサービスを展開できない

プラットフォーム上では、サービス内容や価格設定、提供方法などに制約がある場合が多く、あなた独自のサービスを自由に展開することが難しいケースもあります。

また、プラットフォームの規約変更などにより、突然サービス提供ができなくなるリスクも存在します。

顧客情報管理のリスク:クライアントとの繋がりを失う可能性

プラットフォームでは、顧客情報を自由に管理できないため、プラットフォームがサービスを終了した場合、クライアントとの繋がりを失ってしまう可能性があります。

これは、長期的な関係構築を目指す自立支援サービスにとって、大きなリスクとなります。

iDeAプログラムの推奨:独自のプラットフォームで自立支援

iDeAプログラムでは、これらのデメリットを回避し、クライアントの真の自立を支援するために、独自のプラットフォーム(自立支援サロン)で、あなた自身のサービスを提供することを推奨しています。

独自のプラットフォームを持つことで、

  • 手数料を気にせず、クライアントに最適な価格でサービスを提供できる。
  • プラットフォームの制約を受けずに、自由なサービス設計・提供が可能になる。
  • 顧客情報を安全に管理し、クライアントとの長期的な関係を構築できる。
  • あなた自身のブランドを確立し、市場競争力を高めることができる。

iDeAプログラムは、あなたとクライアントが共に成長し、幸せな未来を創造するための、最適な環境を推奨しております。

2. 無形商材に特化したECサイト選定のポイント

最適なECサイトは、あなたのサービス内容、ターゲット層、予算、そしてビジネススキルによって異なります。無形商材である自立支援サービスを提供する際には、以下のポイントを考慮して選びましょう。

  • デジタルコンテンツ販売機能: ワークブック、動画教材、音声ファイルなどを販売できる機能が必須です。
  • オンラインセッション予約機能: ZoomやGoogle Meetなどのオンライン会議システムと連携できる予約機能があると便利です。
  • 会員制機能: プレミアムプランのように、継続的なサービスを提供する場合、会員制機能があると便利です。
  • 決済システムとの連携: クレジットカード決済、銀行振込など、複数の決済方法に対応しているか確認しましょう。
  • セキュリティ対策: 顧客情報保護のためにも、セキュリティ対策が万全なECサイトを選びましょう。
  • カスタマーサポート体制: トラブル発生時のサポート体制も重要です。

3. 各ECサイトの特徴、メリット・デメリット、費用対効果の比較(主要ECサイトの比較表を掲載:無形商材販売機能に特化)

項目BASESTORESmoshShopifyfutureshop
月額費用無料〜無料〜無料〜有料有料
手数料有料有料有料有料有料
デジタルコンテンツ販売
オンライン予約
会員制機能
カスタマイズ性中程度中程度
操作性簡単簡単簡単やや複雑やや複雑
セキュリティ

4. 最適なECサイト選定の基準

  • 初心者の方:BASE、STORES、moshなど、無料で始められるECサイトがおすすめです。
  • ある程度のITスキルがあり、カスタマイズ性や機能性を重視する方:Shopify、futureshopなど、有料のECサイトがおすすめです。

5. ECサイト活用:自立支援サービスを効果的に販売する方法

  • 魅力的な商品ページ作成:サービス内容、ベネフィット、お客様の声などを掲載し、クライアントの心を掴むページを作成しましょう。
  • SEO対策:検索エンジンで上位表示されるように、キーワード選定、タイトル設定、サービス説明などを最適化しましょう。
  • SNS連携:ECサイトとSNSを連携させ、情報発信やプロモーションを行いましょう。
  • 顧客対応:迅速かつ丁寧な顧客対応を心がけましょう。

6. セキュリティ対策・個人情報保護

ECサイトでサービスを提供する際には、顧客の個人情報を適切に管理し、セキュリティ対策を徹底することが重要です。個人情報保護法などの関連法令を遵守し、顧客の信頼を勝ち取りましょう。

7. まとめ

この単元では、ECサイトの選定基準、主要ECサイトの特徴比較、そして、ECサイト活用方法について解説しました。これらの情報を参考に、あなたのビジネスに最適なECサイトを選び、自立支援サービスを効果的に提供していきましょう。

次の単元「アカウント開設と設定」では、選定したECサイトで実際にアカウントを開設し、設定する方法を学びます。

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