なぜうまくいかない? 問題の根っこを見つけ出す「レベル」という考え方
ダイエット、禁煙、仕事、人間関係…
私たちは日々、様々な目標を掲げ、行動を起こしています。
しかし、どれだけ努力しても、なかなかうまくいかない、変化を起こせない。
そんな経験はありませんか?
NLPでは、私たち人間を、6つの階層構造で捉えた「ニューロロジカルレベル」というモデルを使って、物事を理解します。
まるでピラミッドのように積み重なった、6つのレベル。
実は、このレベルのどこに問題があるのかを見極めることが、効果的な変化を起こすための重要な鍵となるのです。
ニューロロジカルレベル:6つの階層で自分自身を理解する
NLPの創始者の一人であるロバート・ディルツによって提唱されたニューロロジカルレベルは、私たち人間を以下の6つの階層で捉えます。
- 環境: あなたを取り巻く環境、場所、人、モノ
- 行動: あなたが行っている行動、習慣、パターン
- 能力: あなたが持っているスキル、知識、経験
- 信念・価値観: あなたが信じていること、大切にしていること
- アイデンティティ: あなたの自己認識、存在意義、役割
- スピリチュアリティ: あなたの魂、生命の目的、高次の存在との繋がり
これらのレベルは、下位レベル(環境)から上位レベル(スピリチュアリティ)に向かって、より抽象度が高くなり、影響力が強くなります。
各レベルの関係性と変化を起こすためのアプローチ
1. 環境レベル: 変化しやすいが、影響力は弱い
- 特徴: 最も具体的なレベルであり、あなたの周りの環境や状況を表します。
- 変化のアプローチ: 環境を変えることが、行動や感情に影響を与えることがあります。
- 例:ダイエットしたいなら、お菓子が置いていない環境を作る、集中したいなら静かな場所へ移動する
2. 行動レベル: 意識すれば変えやすい
- 特徴: あなたの行動パターンや習慣を表します。
- 変化のアプローチ: 行動を意識的に変えることで、能力や信念にも影響を与えることができます。
- 例:新しいスキルを身につけるために、毎日練習する、早起きするために、寝る前にスマホを見ない
3. 能力レベル: 行動を通して身につく
- 特徴: あなたが持っているスキル、知識、経験を表します。
- 変化のアプローチ: 新しい能力を身につけることで、行動をより効果的にすることができます。
- 例:プレゼン資料作成のスキルを学ぶ、語学力を身につける、コミュニケーション術を学ぶ
4. 信念・価値観レベル: 行動の源泉となる
- 特徴: あなたが信じていること、大切にしている価値観を表します。
- 変化のアプローチ: 信念が変わると行動も大きく変わります。
- 例:自分は「仕事ができる」と信じる、周りの人に「感謝」の気持ちを持つ
5. アイデンティティレベル: あなたの「あり方」を決める
- 特徴: あなたの自己認識、存在意義、役割を表します。
- 変化のアプローチ: 自分自身を深く理解し、なりたい自分像を明確にすることで、行動や信念が変わります。
- 例:自分は「周りを笑顔にするムードメーカー」である、自分は「挑戦し続ける人」である
6. スピリチュアリティレベル: あなたの存在意義
- 特徴: あなたの魂、生命の目的、高次の存在との繋がりを表します。
- 変化のアプローチ: 人生の目的やビジョンを明確にすることで、行動、信念、アイデンティティに大きな影響を与えます。
- 例:自分は何のために生きるのか?、自分は何を成し遂げたいのか?
実践ワーク:ニューロロジカルレベルを活用して人生を変革する
1. 各レベルの状態を書き出す
- 今、あなたが抱えている悩みや問題について、各レベルの状態を具体的に書き出してみましょう。
2. 上位のレベルから下位のレベルへの影響を考える
- 上位のレベルが、下位のレベルにどのような影響を与えているのかを分析してみましょう。
3. 問題解決に必要なレベルを見つける
- 問題の根源となっているレベルはどこか?どのレベルに介入すれば、最も効果的に問題解決できるのかを検討してみましょう。
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